二胡講師の村井鉄也です。二胡の備品を整理していると懐かしい北京の星海牌や昔の上海の敦煌牌の弦が出て来ました。当然弦は今のようなビニールには包まれては無く、錆止めの油紙に包まれています。
その中に当時铬弦と言う楽団員に愛された弦を見つけました。材質が柔らかく編んである金属弦で、音もまろやかで値段も高かったように記憶しています。本来の意味からすると络の字が正しいように思いますがクロムを表す铬の字の印が押してあるのが特徴でした。
何時の間にか時代は明瞭な音がこのまれるようになり、消えて行ってしまいました。
同じような感覚を先日新宿校の飲み物の自動販売機を眺めながら感じました。赤いコーラ懐かしいなぁと思いながら、僕の若い頃に喫茶店で飲んだコーラには赤いチェリーとレモンがつきものだったんだ、と若い先生に話すときょとんとした顔をされました。
レモンスカッシュって知ってる?と尋ねると聞いた事ありますと嬉しい答えです。ダメ元でメロンソーダはチェリーが入っているよね?と尋ねると増々困惑した表情になりました。
時代とともに愛される飲み物も変わって行くようですね!
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