二胡講師の村井鉄也です。楽器を始めるきっかけは中学生の頃父が突然ギターケースを持って帰宅した事でした。欲しかったギターをプレゼントと言うよりも酔った勢いで手にして帰って来た、そんな雰囲気でギターを渡すやいなや「お前の欲しがっていたギターだ!一曲弾いて見なさい」と言う無茶苦茶な話でした。
弾けないのに欲しがるなと言った具合で、頭に来て翌日本屋さんに行って10日で弾けるギターのような題名の教則本を購入した事を思い出します。そのギターはガットギター。サウンドホールを覗き込むとSumio Kurosawaのハンドメイドの文字が読みとれました。後にそのギターが黒澤澄雄氏のものだと知るまでかなりの時間を要しました。弦もサビだらけ、流しから酔った勢いで購入したのだろうか?正に昭和ならではのエピソードです。
それから一週間後に父と話す機会がありました。「弾いてみなさい」と言われ近くのレコード店で売っていた調子笛を吹いてチューニングをしていると「何をやっているんだ?クロード・チアリはそんな物を使わないぞ!」とご立腹です。
そもそもフォークやエレキが欲しい中学時代、何か怒られかたが釈然としない思いでいました。父に「日本のギターで誰が好きなんだ?」と聞かれ思わず出た言葉がCharでした。音楽等まるで興味が無いと思っていた父が「以前かぐや姫を観に行ったが感動したよ。お前のギターと大違いだ」「Charも良いがジョー山中が泣きながらギターを弾いて歌ったのは凄かった」「分かるか?」と今聞けば頷ける事も父の言葉はクロード・チアリから始まりジャンルが飛びすぎて当時の私の理解の粋を超えていました。
そんな事もあり仲間と晴れてエレキでバンドを組む事になりました。三鷹の楽器店にみんなで押しかけました。店の中からベルボトムのジーンズを履いた長髪の店員さんが調子良く現れ「君ベースだよね?」「これQueenのジョン・ディーコンと同じ濃いナチュラルのプレベー。ほらべっ甲柄のピックガードだぜ!グレコに注文してウチだけにしか無いんだよ!」こんなやりとりでBassになってしまいました。17歳で音楽の師Bassの岡沢章さんに出会う赤い糸もこのお調子物の店員さんのおかげかも知れませんね!87年の二胡との出会いはまたいずれ書こうと思います。
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