二胡講師の村井鉄也です。近年印象に残ったコンサート、心に残ったコンサートと言われ、記憶を紐解くのに少し時間を要しました。二年前の五月、オーストリアウィーンでの事です。ウィーン・フィル交響楽団の本拠地、あのニューイヤーコンサートで有名なウィーン楽友協会大ホール(黄金のホール)で行われたピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットのコンサートを思い出します。
映画シャインの主人公のモデルとされるヘルフゴットは精神障害を患いながら独自の表現で音楽を奏でます。ラフマニノフ、ショパンを得意として演奏中に聞こえる彼の呻き声は、音楽は正に人が奏でる物と言う表現がピッタリだと思います。
エモーショナルな彼のピアノ、それはヘルフゴットの飾りを捨てた素の状態なのかもしれません。時に酷評を受け、時に止まない拍手を受ける。それ自体ヘルフゴットには関係ない事でただただ音楽を楽しんでいるのかもしれません。そして演奏の後に見せる独特のポーズは観衆への感謝の思いに他ならないと思いました。
その日の黄金のホールは止まない拍手で、全員スタンディングオベーションと言う光景を久しぶりに見た気がします。30分にも及ぶ拍手とアンコール演奏、音楽を奏でるのに健常者も障害者も無い、大事な事は音楽が好きかどうかだとあらためて思いました。そして聞いて頂ける方への感謝の思いかも知れません。
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