二胡講師の村井鉄也です。毎日暑い日が続きます。お盆休み皆様如何お過ごしでしょうか?広大な中国には56の民族がいます。その中で一番多いのが漢民族です。一般にそれ以外の55民族を少数民族と呼んでいます。
南方のチワン族、雲南省の苗族・イ族・土家族、北方の蒙古(モンゴル)族・満族、西域の回族、シルクロードのウイグル族、そしてチベット族など、これらの民族それぞれに自分たちの楽器を所有しています。例えばモンゴル族の馬頭琴や四胡、イ族の月琴、ウイグル族のルワープ・エジャックなどが有名です。
今回はこれらの少数民族の楽器の技巧(テクニック)が二胡でも使われている例として、モンゴル族の馬頭琴にスポットを当てたいと思います。二胡では草原新牧民や賽馬などに代表されるF調がモンゴル風の曲に良く使用されています。もともと賽馬もゆっくりの部分が存在してそこは馬頭琴のような演奏をしましたが、現在では割愛されています。また逆に最近では新賽馬としてより快速な難度の高い曲が好まれています。
今回紹介したいテクニックは簡単に出来てそしてモンゴルらしくするためのひとつの技です。一般に打音やトリルでは二度の音が使用されます。所がモンゴルの楽器では主に短三度(マイナー三度)が使用されます。これは簡単に言うとドの音に対してミの♭の音を叩くとそのような雰囲気が出てきます。このトリルの叩き方もゆっくりから速くと、速度に変化を加えたり、短三度の音ほうから二度の方に指を滑らせることにより、馬頭琴らしい雰囲気を表現することが出来ます。文章にするとなかなか難しく感じてしまいますが、レッスンの時にこのようなことも教えて行きたいと思います。広大な中国。二胡はいろんな少数民族の音楽も演奏されています。
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