ヴァイオリン、ヴィオラ講師の前山宏和です。
初めてヴィオラを演奏してギャラというものを頂いたのは大学一年生の時でした。
ヴァイオリンの先輩が所属していた弦楽合奏団に入れてもらい、何かのイベントで数曲演奏をしたのです。
ギャラはたいした事なかったように記憶していますがなにしろ大学に入ったばかりの頃で、今まで先生とマンツーマンのレッスンと教室の発表会の合奏しかやった事が無かったのに、確か一回のリハーサルで本番に望む事になったのでした。
合奏団のメーンバーは国立音大の先輩と芸大や桐朋学園、武蔵野音大などの学生や卒業生の寄せ集めでした。 指揮者はどんな人だか良く分かりませんでしたが、その後一回だけ別のお仕事で一緒になった覚えがあります。
私が最年少メンバーで、私以外の人達はすでに何度もこうした仕事をこなしているようで慣れたものでしたが、は今まで一曲を何週間もかかって仕上げるというようなレッスンしかした事がなかったので、いきなり、せーので曲を合わせて弾いてしまうというのは初体験で大変緊張し、必死に楽譜に食らいついていくといった様子でした。
その後、こういった場で知り合いになった諸先輩から色々と仕事の声をかけて頂くようになったのですが、仕事を始めて実感したのは、まず初見が利かないと皆について行けないという事でした。
時は金なりではないですが、リーハサルを行うには色々とお金がかかっています。 善し悪しは別にして、短時間で仕事をこなす能力の有無が私たちのようなオーケスラ演奏者の大変大きな評価の材料になるのです。
そこで始めた初見能力獲得の為の練習は、とにかく学校でその辺にいる人を誘っては様々な曲を片っ端から初見で演奏していくというものでした。 特にモーチァルトやベートーヴェンの弦楽四重奏は格好のテキストとなり、時間を見つけては「初見大会をやろう」といって次々に数人で合奏していました。 またフルートやクラリネットなど、とにかく付き合ってくれる人がいればどんな編成、曲でも練習したものでした。
こうした練習の甲斐が合ってか初見はかなり得意になりました。 初見のこつは実際に弾いている音よりも出来るだけ先の音符を読む事ですが、だいたい1小節から2小節位先まで読めるようになっていました。
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