ヴァイオリン、ヴィオラ講師の前山宏和です。
以前作曲を習ったことがあります。
といっても作曲は教えられないというのが定説?で、作曲する為の基礎を習ったのですね。
音楽大学の作曲科に入学する為に必要な基礎を学ぶ為の教本を使って勉強したのですが、これが全3巻あって習得するのに通常3年かかると言われています。 私も3年間家に引きこもって週1回のレッスンを受けるのに毎日課題に取り組んでいました。
この教本は作曲するにあたって和音とメロディをどのように扱い進行させていくのか、かなり厳密な規則に基づいて学んでいくカリキュラムが組まれています。
この教本は数名の作曲家の先生の共著ですが、すべての先生がフランスのパリ国立音楽院で学んでいる為フラランス風の感性で出来ていると言われています。
趣味の良い和音の響き、無理なく美しいメロディの作り方を学ぶのですが、そうした事柄は主観の部分が大きく、たとえばフランスでこれは良い音の響きとされていてもドイツの音楽学校ではよろしくないと言われたりしするんですね。
かなり厳格な規則に則ってと書きましたが、これは誰か一人の人間が考えた規則ではなく、主にバッハなどのパロック時代からシューベルトやシューマンあたりの初期のロマン派位までの多くの作曲家達の遺産というか、自然と出来上がってきたものなのです。
自然に出来上がったとはいえ、はこうした厳格な規則を作り上げた一人に有名な天才作曲家がいるんです。 それがベートーヴェンなんです。
ベートーヴェンの曲は彼の師匠達から受け継いだものに、彼の独創性を加えた厳格な規則に乗っ取って作曲されているんです。
この教則本の勉強と同時に、大作曲家の曲を分析するのですが、するとベートーヴェンがいったい何を考えて曲を作っているのかが手に取るように分かるんですね。
もっともそれは理屈でベートーヴェンの曲がどのように作られているのか分かっただけで、ベートーヴェンのような曲が作曲出来るわけではありません。 しかし大作曲家の曲を分析すると彼ら独特の作曲技法というのが分かりますから、たとばバッハ風とかモーツァルト風とかベートーヴェン風の曲を作曲出来るようにはなります。
こうした教本で勉強できるのはあくまである程度の音の扱い方に過ぎません。 曲を作る才能とは別のものなんですね。
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